観光資源を磨く~京都市~

京都市、石川県金沢市、岐阜県高山市、崎玉県川越市などは、その地域の歴史や文化が街並みや景観に凝縮されているため、旅行者は、その日本らしさや地域らしさを五感で堪能することができると言えるのではないでしょうか。このような地域は、日本を訪れる外国人旅行者にとって、魅力あるものとされ、重要視されてきたようです。しかし、街並みや景観を維持し、次の世代へ受け継いで行くという取組みは、大変な努力が必要と言えるのではないでしょうか。旅行者は、その地域の人たちの長く受け継がれてきた大変な努力の結果を拝借しているということとともに、その地域の高い価値を評価する手助けをし、また次の世代へと継承していくための活動費用を一部負担するといったことが可能と言えるのではないでしょうか。しかし一方では、人気の観光地となった地域の人気にあやかろうとしたチェーン展開の企業等のように、地域づくりに参加していなかった地域外の主体が参入することもあると言えるでしょう。そのような主体が、地域づくりの基本方針を理解し、尊重した上で展開するようであれば問題ないのですが、大抵の参入者は、自社ブランドのイメージを優先させ、元々の地域のイメージを壊してしまうというようなことが発生していると言えます。街並みや景観は「全体的に整っている」ということが重要であるため、たった1カ所だけでも全体のイメージが損なわれるということが起こり得るでしょう。個人や法人の所有権というものが強い日本では、街並みや景観といったような「空間」を整えるための権利を制限することが難しいとされ、大規模な開発計画や土地取引でなければ公になることも少ないため、こういった主体の参入は容易であるのが実態と言えるでしょう。景観におけるインバウンド観光ビジネスとして成功するためには、地域一丸となってこういった企業展開をも参入させない力を持つことが重要と言えるのではないでしょうか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です